はじめ「大地」はこのようなセットだったのだが、稽古一週間前になって「コロナ禍ゆえ、舞台上の役者同士さえ距離をおかねばなりません」とプロデューサーが言う。
それに三谷さんが応えて、役者同士が接触しない演出を考えます、と言って「大地（Social Distancing Version）に急遽変更をした。
―お陰でコロナ禍でも上演を続けることが出来てプロデューサーは「流石、三谷さん」と褒め称えたが、スタッフは急遽のことゆえ、てんてこ舞いの一週間で幕を開けたのだった。